2004.9.9 ~ 2004.9.24 平成16年 結城市議会 第3回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載 (1回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
《1回目の質問・答弁》 2回目の質問・答弁 3回目の質問・答弁

 

1回目の質問・答弁

 

おはようございます。

ただいま、議長より発言の許可を頂きましたので、

企画行政、都市建設行政、教育行政と、通告に従いまして

質問をさせていただきますので、宜しくお願い申し上げます。
 
 
まず、その前に所見を一言述べさせていただきます。

皆さん、既にご承知のこととは、存じますが、先日より結城市の

ホームページに、入札結果につきまして、各業者の入札した情報までが、

詳細に掲載をされるようになりました。

入札制度の見直しの中で、多くの議員から、また、多くの市民の

皆さんから、情報の公開が求められていたのは、皆さんも良く知る

ところであると存じます。

私も、要望をさせていただいたものの1人として、

大変すばらしいことであると、評価をさせていただいております。
 
 
また、市長交際費につきましても、本年4月分から同様に公開をされて

おりました。こちらにつきましても、透明性を図りたいという

市長の考え方が実現されたものであり、昨年、小西市長就任直後の

議会の一般質問のなかで、提案をさせていただいた者として、

評価をさせていただきたいと考えております。

今後とも、このスタンスでの取り組みを、宜しくお願いを

申し上げるところでございます。
 
 
それでは、質問に入ります。

 
 
  
《市内巡回バスの運行状況について》
 
 
まず、市内巡回バスの運行状況について質問をさせていただきます。

本年5月15日より市内5路線として試行運転が開始された、

市内巡回バス事業は、すでに稼動から5ヶ月目を迎えることになりました。

本事業は市民の皆さんにとって、実現への要望がおおきかった事業の1つであり、

実現の方向性が出たときの、市民の皆さんの、よかった、という声は

ひときわおおきかったのではないかと受け止めております。

また、検討に入ってから、約半年という短期間の中で、試行運転の開始という

迅速さも評価に値しますし、担当部局の皆さんの大変なご苦労があったのではと

感じておるところでございます。

また、運行開始後も多くの皆さんから、停留所の追加やコースの追加などの声が

多く聞こえ、それらに対しても、即見直しを行い、3ヵ月後の8月1日より、

コース、および停留所を大幅に広げての運行開始という迅速さには、

頭が下がる思いでございます。

そこで、まず、停留所、及びコースの追加から約1ヶ月が経過した中での、

運行状況について、だいたい、何名の方が利用をされているかについて、

御答弁をいただきたいと思います。

また、稼動後、これは5月15日から本日にいたるまでですが、市民の皆さんから、

どういった要望や意見が出され、どんな対応があったかなどにつきましても、

あわせて御答弁をお願いします。


《「スーパーモデル地区」事業を活用しての街づくりについて》


つづきまして、「スーパーモデル地区」事業を活用しての街づくりについて

質問をいたします。

本事業は、国土交通省・道路局の事業で、歩行者優先の道路、バリアフリー、

電柱の地中化や放置自転車対策などの身近な道路に対する住民の高いニーズに

こたえるべく、推進する地域を募集していこうという事業内容になっております。

また、当該事業は、支援方法を工夫することで自治体の負担を、従来に比べて、

大幅に減らす方針であるとのことで、意欲のある自治体を後押しし、

住民のニーズが高いバリアフリー化などを面的な整備を進めることを

目的にしております。

当該事業のコンセプトは、今後の街づくりを進める上で非常に重要な考え方を

示しておりますし、なによりも、国がそういった考えを前面に押し出している

ということは、街づくりに対する今までの考え方を方向転換しようというねらいが

あるのではないか、と私自身は受け止めております。
 
また、従来の幅を超えた助成をしているところも、市町村にとっては有益な

ポイントであると考えております。昨今の不況により、経済は冷え込んでおり、

国も市町村も財政的に厳しい状況であるのは言うまでもありません。

すばらしいコンセプトで、厚みのある補助が受けられる、この当該事業を

結城市でもとりいれた中での街づくりができないものかなと考えております。

考え方自体は街づくりの色が濃い内容ではございますが、事業の所管が、

道路行政に特化する内容でもございますので、都市建設行政として質問を

させていただきますので、執行部の考え方について御答弁をお願いいたします。



《市民情報センターの運営状況について》


続いて、市民情報センターの運営状況について質問をさせて

いただきます。一部、一般質問初日の5番・中条議員さんとの質問と

重複する点があるかと思いますが、御答弁を宜しくお願いをいたします。


市民情報センターも、巡回バスと同じく、本年5月15日に開始をし、

結城市のかおとして、徐々に定着をしてきていると受け止めております。

私自身も、ボランティア関係の皆さんとの行事で利用させて

いただいたり、個人的に図書館を利用させていただいております。


夏休みには学生さんでしょうか、2階の各スペースや図書館内で

熱心に勉強する姿が見られ、多くの皆さんが、情報センターの

賑わう姿を見ていると思います。

そこで、重複した質問になってしまいますが、開館してからの利用者数、

利用団体などの状況について、答弁をお願いいたします。


また、市民情報センターのオープン前に、その経費について、

熱心な論議がなされていたことは、記憶に新しいところでございます。

年間経費につきましては、昨年の平成15年第3回定例会の一般質問の

中で、概算で2億7500万円を見込んでいるとの答弁がございまして、

たいへん大きな額であると認識し、すばらしい施設である一方、

経費についての心配もあり、これについても市民の皆さんの間でも

話題になっているところでございます。

この、経費の状況について、5月15日のオープン以来、約4ヶ月が

経過した状況で、経費が概算で、どのくらいになっているのか

御答弁をお願いいたします。

以上で、1回目の質問を終わります。
 

 
  

《 答弁者・市長公室長 》

 
 
《市内巡回バスの運行状況について》
 
 
まず、市内巡回バスのコースおよびバス停の追加後の乗客の状況についての

ご質問で御座いますが、既にご案内のとおり、しない巡回バスは本年5月15日に

試行運行をスタートし、試行運行をする中で、市民の皆様からのご意見や

ご要望等を参考にしながら運行路線を検討し去る8月1日から江川のA・Bルート、

山川のA・Bルート、小田林と絹川のルート、そして北部巡回ルートという

新しい7路線でスタートを致しまして1ヶ月が経過をしたわけで御座います。

8月1日から24日までの20日間の利用状況で御座いますが、

利用者数総数は、1160人で1日あたり58人が利用されていることになり、

7月までの1日あたりの平均利用者が59名でございますので、変更後における

増減は特に見当たらないところでございます。


次に、巡回バスに対する市民の要望、および対応についてで御座いますが、

市民の皆様からのアンケート調査の結果、および、意見、ご要望等を

集約しますと、主に次の2点になります。


第1点目としては、ルートの延伸と変更の要望で御座います。

当初の路線ですと、バスが運行されない地域があったことから、これらの地域の

方々から是非自分の地域まで回ってほしいという要望が多数で御座いました。

第2点目としては、通院や買い物を考慮した路線、停留所の設置をしてほしい

ということで御座いました。巡回バスの利用者の大半は60代、70代の方々で、

その多くが、通院や買い物に利用したいということで御座いまして、

それに対応できるルート、停留所の設置を希望されておりました。


この2点についての対応と致しまして、当初ルートで設定されていなかった

江川の七五三地区や山川の粕礼地区、および、水海道地区への路線の延伸と、

新ルートの設置によりまして、Aルート、Bルートというルートの追加・変更、

さらに結城北部地区を内回りと外回りで巡回する路線を設定いたしまして

そのルート上に皆様からのご意見やご要望を考慮し、通院や買い物に

利用できる停留所を設置いたしまして、要望等への対応をさせていただいた

ところで御座います。

 

《 答弁者・都市建設部長 》

 
 
《「スーパーモデル地区」事業を活用しての街づくりについて》
 
 
はじめに、ご質問の「スーパーモデル地区事業」についてでありますが、

この事業は、国土交通省が人優先の街づくりとして進めている

「暮らしの道ゾーン」48地区、「バリアフリー重点整備地区」227地区、

「面的無電柱化地区」274地区、「自転車利用倍増地区」118市区町村など

4つの施策の中から、さらにこれを推し進めるため、全国の見本となる

モデル地区、10カ所程度を募集するもので、募集期間は本年8月18日から

12月17日までとなっております。

モデル地区となった地区については事業費について、特別の支援を行うものと

されており、事業期間については平成17年度から平成19年度までの

3ヵ年となっております。

募集要件につきましては、ただいまご説明申し上げました4つの施策について

現に整備地区として登録されていることが要件となっております。

本市においては、整備地区としての必要条件を欠く事等があったものと

考えられるわけではありますが、4つの施策のいずれにも整備地区として

登録されておりません。したがいまして、現時点におきましては

スーパーモデル地区事業応募要件を欠いております。

こうした経緯もありますので現時点でのスーパーモデル地区事業を活用しての

街づくりについては困難であると考えております。

いま、市財政事情は極度に悪化していると認識しております。

事務事業の推進にあたりましては、国・県等の補助事業を的確に把握し

特定財源の確保に全力を尽くし、事業を進めていくことが、今一番大事であると

考えております。

議員の皆さんの特段のご協力、ご支援を心からお願い申し上げます。
 
 

《 答弁者・教育委員会 理事 》

 
 
《市民情報センターの運営状況について》
 
 
市民情報センターの施設の中で、有料スペースの利用状況につきましては、

既に5番・中条議員にお答えをしたとおりで御座います。

尚、2階・無料スペースの利用状況につきましては、

5月、111件、403人。

6月、270件、1174人。

7月、349件、1592人。

8月、443件、1653人。

合計1173件、4822人の方にご利用を頂いております。

次にこれまでの経費で御座いますが、4月から8月までの5ヶ月間で、

電気料金      955万8,652円、

上下水道料金    60万5,134円、

電話料        19万1,780円となっており、

人件費は    3,193万9,518円、

合計       4,229万5,084円となっております。

他に、年間委託としまして清掃委託、警備保障業務委託等、施設の維持管理の

ための委託料が17件3534万5743円となっております。

特に電気料金につきましては、経費の削減を念頭において管理しており、

その効果が徐々に現れているところでございます。

今後も市民サービスの向上と、維持管理費の削減に努力してまいりたいと

考えております。 
 
 

 
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