2006.6.9 ~ 2006.6.20 平成18年 結城市議会 第3回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載 (1回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
《1回目の質問・答弁》 2回目の質問・答弁 3回目の質問・答弁

 

1回目の質問・答弁

 
ただいま、議長より発言の許可を頂きましたので、

福祉行政 市内巡回バスの運行状況について

都市建設行政 公達地域の住環境整備について

教育行政 特別支援教育の拡充について

の3件につきまして、順次質問をさせていただきますので、

宜しくお願いいたします。
 
 
  
《市内巡回バスの運行状況について》
 
 
 まずはじめに、福祉行政 市内巡回バスの運行状況について質問をいたします。

 結城市の市内巡回バス事業は、一昨年、平成16年5月15日の

市制施行50周年記念とあわせて運行が開始され、丸2年が経過をいたしました。

 また、当初は試行運転としてスタートをいたしましたが、幾度かの見直しを経て、

平成18年4月より本格運行が開始となりました。

その見直しの過程においては、路線によって乗客数にばらつきがあったり、

住民からのバス停の設置の要望や、コースの拡充などの要望があり、

執行部としてもその対応が大変であっただろうと、

推測をしておるところでございます。

 この春からの本格運用に入る前の、見直しにおいても、

車両をマイクロバスから市所有のワゴン車に変更し、コスト削減を図ったり、

また、年間の乗降客数を考慮のうえ、バス停の廃止・移動などの見直しを

かけたことも先日の全員協議会において説明があり、

執行部の努力を感じた一端でもございました。

 まず1回目の質問として、昨今の利用者の状況について、

全路線の総計で、どのくらいの方の利用があるのか、また、直近の見直しの

内容である車両の変更や、バス停の見直しに関して市民からの反応などがあれば

それについても答弁をお願い致します。
  
 
 
《公達地域の住環境整備について》


 つづきまして、都市建設行政 公達の住環境整備について質問をいたします。

 当該地域は、市の中心部や、結城駅から非常に近く、国道50号線、

国道50号バイパスに挟まれた地域で、交通的機関へのアクセスも良好で、

近隣市町村への移動などもしやすく、住宅地としての地理的な条件は、

非常によいものであると考えております。

 過去、区画整理の話が持ち上がったものの、地域住民の意見の中で

実施見送りにはなりましたが、その後に地域住民からの要望に対して、

議会と執行部の理解と協力を頂き、雨水排水整備事業の着手が決定をし、

順調に整備を進めていただいておりまして、当該地域に住む一住民としても、

感謝を申し上げるしだいでございます。

 昨今、経済状況の厳しい中ではありますが、毎年まとまった額の予算を

確保して事業に取り組んでいただいていることは、色々な機会を通じて、

私も説明をしておりますし、住民からも、大雨時にも冠水する道路が

すくなくなったり、仮に冠水をしても、水の引きがはやい、といった形で、

効果が目に見えるような、そんな声も伺っております。

 さて、当該事業につきましては、今年度もまとまった予算を確保していただき、

事業に取り組まれる見込みでありますが、これまでの進捗状況や、

本年度の着手見込みなどの状況について答弁をお願いします。
 
 
 
《特別支援教育の拡充について》


 
続いて、教育行政 特別支援教育の拡充について質問を致します。

 この質問については、先の平成16年 結城市議会 第4回定例会に

おいて取り上げた経緯がございます。

 文部科学省でも、「今後の特別支援教育のあり方について」という

資料を公開し、そのなかで、LD(学習障害)、

ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症といった

多くの症例が存在をし、全国平均で生徒の6.3%に、

そういった症状を持っている可能性のある 子供たちがいる、

という数字などを紹介をした中で、特別支援教育の必要な子供たちが

いるという状況、また、それぞれの症例に対して、

専門的な知識を持って対処することの必要性をお話し、

介助員の設置を要望させていただきました。

 その後、1年余りが経過をした中で、とある保護者の方から、

介助員の設置について、設置推進の協力をいただけないかといった

相談を頂いたこともあり、再度、設置の要望の観点での質問を

準備していた中で、先の平成18年 結城市議会 第1回定例会に

上程されました平成18年度 結城市一般会計予算の中で、

介助員のための予算が計上をされ、当時一般質問で取り上げたことが、

少しでも今回の設置につながったのかなと、私自身、

執行部の取り組みに、感謝をしているところでございます。

 しかしながら、実現を喜んで終わりということではなく、

保護者の方たちや、現場の先生方にとって、効果のあることが

第一でございます。

 本年度は、市内の3校に介助員が設置をされたようでございますが、

設置から2ヶ月が経過した中で、介助員設置の運用状況、

設置された学校側の反応、あるいは、保護者の皆さんからの反応など、

教育委員会で承知をしている範囲で、その状況について答弁を

お願いします。

 以上で1回目の質問を終わります。
 
 

   

《 答弁者・保健福祉部長 》

 
 
《市内巡回バスの運行状況について》
 
 
 それでは、お答え申し上げます。

 市内巡回バスの運行状況についてでございますが、市内巡回バス運行事業は、

議員ご承知のとおり、平成16年5月15日の市民情報センターのオープンの

ときから運行を開始し、同年8月に路線の見直しを行いました。

 平成18年3月まで、改正を行わず、運行いたしてまいりましたが、

今までに市に寄せられた市民からの要望やご意見等を多く取り入れ、

充実した運営ができるよう、平成18年4月に大幅な時刻表の改正と、

路線の一部変更を実施したところでございます。

 この2年間で、市民の方に、市内巡回バスの路線、および時刻表は

定着してきておりましたので、平成18年4月に改正したときには、

バス停留所の増設の要望や、江川・山川ルートは運行日で時間が違いますので、

時刻表の問い合わせが多く寄せられましたが、大きなトラブルもなく、

順調に運行しているところでございます。

 議員ご質問の利用状況でございますが、平成18年4月では、1314名、

5月では1299名、あわせまして2613名の利用者がございました。

 平成17年度の同期の利用状況は、2618名でございまして、比較しますと、

運行日数はちがいますが、ほぼ同数となっております。

 また、見直しによりまして、今年から経費節減を踏まえ、一部小型化をはかり、

公用車のマイクロバスとワゴン車で運行をしております。

 ワゴン車につきましては自動ドアを設置し、高齢者が少しでも

乗降しやすいよう、手すりや補助いすを設置し、利用者の利便性を

図ってまいりました。

 しかし、ワゴン車につきましては、運転手を除きますと9名の方しか

乗車できません。したがいまして、昨年までの運行状況から、

江川・山川北部ルートの1便目は比較的利用者が多く、

ワゴン車では定員超過が予想されたことから、マイクロバスで江川・山川を

運行した後に、北部・東ルートを運行することになりました。

 それによって、遊湯館へ行く利用者が開館時間にいけなくなったことや、

土曜・日曜が運休したことによって北部・東ルートは利用者が

多少減っている状況でございます。

 しかしながら、江川・山川ルートは平成17年とほぼ同数の利用者で

ございまして、絹川・小田林ルートにつきましては2倍に増えている

状況でございます。
 
 

《 答弁者・都市建設部長 》

 
 
《公達地域の住環境整備について》
 
 
 都市建設行政について、公達地区の住環境整備の、

公達地区雨水排水整備事業の進捗と見通しについてでございますが

この事業は平成12年度から事業に着手しておりまして、

当初の雨水排水整備事業の全体計画は市道10路線、延長1936mで

ございますが、平成17年度ですべて完了しております。

 平成18年度につきましては、あらたに平成17年3月に市道認定いたしました

3434号線の整備を予定しております。

 この路線を整備することによりまして公達地区の雨水排水整備事業は

すべて完了する予定でございます。

 また、今年度からは合併浄化槽の設置個所も多く、かつ、交通上の多い

路線から舗装・補修工事を年次計画にてすすめてまいりたいと、

考えているところでございます。
  
 

《 答弁者・教育長 》

 
 
《特別支援教育の拡充について》
 
 
 本年度より配置された介助員の運用状況や学校側の反応、

保護者の反応についてお答えいたします。

 この度の介助員の導入にあたりましては、当該学校における特別支援の

対象となる個々の子に適すると思われる人材を応募書類や面接で慎重に

選考した上で3名の介助員をそれぞれの学校へ配置しました。

 運用にあたりましては主に、その子が、普通学級で学ぶときには、

その子を中心にかかわることになります。そして、通級といって、

その子が特別支援教育を行っている学級、特殊学級といわれますけれども、

その学級で学ぶ際には、担当の先生と連携の上、役割を分担して

ティームティーチングのような形式で行っています。

 また、専門的な、豊富な経験を有する介助員さんには、障害をもつ、

その子の理解や、扱い方について校内研修の講師を依頼しており、

先生方の指導に生かしております。

 学校の反応でございますが、担任の先生にとっては、おちついて学級全体の

子供たちに気配りができ、指導に集中できる、また、先ほど申し上げましたように、

貴重な講和をいただくなど、特別支援教育の校内体制づくりや

個々の先生方の実践的な指導に大いに役立っている、というふうに

報告を受けております。

 つづきまして、保護者の反応でございますが、障害をもつ子をもつ親に

取りましては、学校の対応について理解が深まるにつれて、

不安が和らいでいるようですし、学校参観で来校した保護者の皆様からは、

好評をいただいているようでございます。

 しかし、本年度、取り組みをはじめてまだ日が浅く、成果などにつきましては、

今後に期待しております。
 
  

 
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