2003.9.12 ~ 2003.9.26 結城市議会 第3回 定例会


たちかわひろとしの一般質問 全文掲載 (1回目)
 
 
今回の一般質問の質問・答弁の全文を掲載しました。

量が多いですが、気長に読んで頂ければと思います。

 
《1回目の質問・答弁》 2回目の質問・答弁 3回目の質問・答弁

 

1回目の質問・答弁

 
 
 ただいま、議長より、発言の許可を頂きましたので、通告にしたがって、

順次、質問をさせていただきます。本日も、傍聴席には、早くから、たくさんの方に

お集まりを頂き、本当に有難うございます。市民の皆様が、議会に関心を持って

いただけることを、本当に、ありがたく、思っております。また、皆さんが、

市政に関心を持っているというお気持ちを決して無駄にせず、皆さんの声を

反映できる議員として、議会活動を続けていく所存でございますので、

市民の皆さんの市政へのお力添えを、宜しく御願い申し上げます。
 
 
 それでは、今回の通告内容である「市長の政治姿勢と市政改革への取り組み」

という題で順次、質問をさせて頂きます。今回の、市長逮捕という不祥事は、

結城市始まって以来の大変な出来事でございます。突然のテレビの

ニュース速報での市長逮捕、市役所の家宅捜索の様子が報道され、

普段ニュースで耳にする汚職事件が、まさか、私たちの住む市でおきるなんて・・・、

と感じた市民の皆様は、たくさんおられたと思います。また、市長逮捕直後という、

状況の中で、市民の皆さんへの情報提供不足もありまして、私自身にも、

市民の皆さんから、電話でのお問い合わせがあったり、私が開設している

ホームページにも、一晩で、70件近くのアクセスがあるなど、こういった問題に

対する不安から来る、市民の皆さんの、情報を求める動きを、ひしひしと

感じることにもなりました。また、市民の皆さんの怒りも、相当なものであったの

ではないかと感じております。

 広報結城8月号にて、市民の皆さんからの意見が、公表されておりましたが、

これは、ほんの一部の意見にすぎないと、誰もが、感じていることでしょう。

実際には、広報結城に掲載された内容以上に、厳しい質問・意見が、

たくさんあったのではないかと思います。

 実は、私も、今回の市長逮捕を受けて、私が開いているホームページに、

「次の市長に求めるもの」という題で、掲示板を設置致しました。これは、

今回の事件を受けて、次の市長に、このようにあってほしいという意見・考えを

広く市民の皆様から頂きたいという考えからです。また、選挙というと、たいてい、

誰が立候補するのかという下馬評的な話題が先行しがちですが、候補者が、

だれであるかといった事よりも、次の市長にどうあってほしいか、という議論を

すべきではないか、という考えからの、掲示板設置でありました。

 市民の皆さんが、どういった反応を示してくださるか、また、単なる、

誹謗中傷的な意見ばかりになってしまわないかという不安もございましたが、

趣旨に賛同してくださった、市民の皆さんの、おかげもありまして、7月13日から、

8月16日の、約1ヶ月間の間に、50件弱の、意見の投稿を頂きました。

また、結城市の方だけではなく、近隣市町村で同様に、議員さんをされているで

あろう方からのご意見も頂戴することが出来ました。また、その期間内、

私のホームページに、毎日約40件ほどのアクセスがあり、市民の皆さんが、

今回の件に非常に関心を持ち、こういった問題に対して、議論をしたいという

強い思いを感じました。市役所のホームページでも、メールによる、

一方的な意見収集だけではなく、掲示板形式で意見を徴収したら、もっと建設的な

議論により、意見を徴収することができたのでは、と思いますが、その一方で、

今回の問題の性格から考えますと、掲示板を設置したら、意見以上に誹謗中傷が

おおくなり、とても、収拾のつかない状況になる可能性も十分予測でき、

一方通行での意見収集は、やむをえなかったのではないかと、個人的に考えて

おります。しかしながら今回の事件に対し、市民が大変怒り、恥ずかしいと

思っている状況は痛いほど伝わってきたのではないでしょうか?
 
 
 さて、その中で、まずお伺いしたいのは、「入札制度の改革に対する考え方」に

ついてです。今回の不祥事の発端になった原因に、本来、公平性をきする入札で

特定業者に、便宜がはかられていた事が、あげられるかと思います。確かに、

あちこちで、汚職事件が発生したとき、その原因が、入札に関係するもので

あったと、よく耳にするかと思います。それだけに、公平性・透明性を保ちながら、

入札を行うのは難しいことなのでしょう。そこで、まず、当時、前市長と二人三脚で、

行政を運営してきた野澤助役さんに、今回の事件について、どのように受け止め

られているかご答弁をお願いしたいと思います。今回の、平塚前市長の逮捕という、

事件に関して、女房役として市政運営にあたり、また、市長不在の間、職務代理者

として執行部を牽引し、市民の色々な声に直面してきた野澤助役さんとしては、

どのように、受け止められておられるのか、所見を答弁願います。

また、指名業者選定委員会委員長という、大変、重要な立場で、入札の執行に

携わっていた中で、今回の事件に至った原因を、どう分析されているか、

ご答弁をお願いいたします。それから、15番議員さんの質問と重複して

おりますが、現在すすめている、入札制度改革の検討の経過、現在の進捗状況、

具体的内容について、簡潔明瞭に、御答弁をお願いいたしまして、

1回目の質問とさせていただきます。
  

《 答弁者・助役 》

 
 私におたずねのございました、事件に関する所見、入札制度改革の検討内容

等につきましてお答えを申し上げます。まず、事件に関する所見でについてで

ございますが、今回の事件は結城市始まって以来の大事件であり、このような事は

絶対あってはならない事でございました。きわめて遺憾であります。いままで

苦労して構築されてまいりました市民と行政との関係、あるいは信頼関係を

一気に失墜させてしまったものと思われます。あのときのショックはとても言葉では

言い表すことができませんが、私どもは、市民の信頼を一刻も早く取り戻すこと、

市政に停滞をきたさないこと、等を合言葉に、全職員が一丸となって、あの難局を

乗り切ってまいりました。そして、与えられた職務を粛々と行い、市長不在の

49日間を耐えがなく経過をし、去る8月24日付けをもって、無事に新市長に

すべての業務を引き継ぐことができました。
 
 
 また、入札制度の検討の経過などにつきましては、15番・中田文雄議員の

ご質問に対しまして、赤荻公室長からもお答えいたしましたように、過去5回に

わたる入札制度調査検討委員会を開催し、また、先に議会から頂いております

ご要望の趣旨に沿い、まず1つとして、発注者側の恣意的な介入を排除すること、

2つめには、業者間の談合を防止すること、3つめには市内業者の育成と

競争力の強化をはかること、等を念頭に、透明性、公正性、そして競争性を

目指した改革案を取りまとめ、市長にご報告を申し上げました。

市長からは、原案通りのGOサインがでましたので、直ちに執行できるよう

準備を現在すすめているところで御座います。
 
 

 
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