2003.12.10 ~ 2003.12.19 結城市議会 第4回 定例会
 
 

請願第6号

骨髄バンク利用に関わる患者負担金への
 
医療保険適用に関して意見書提出を求める請願

   

請願の趣旨

 
 
 骨髄移植は,白血病などの難治性疾患に対する根治的治療法として不可欠なものとなっています。

 骨髄バンク事業の進展に伴い,咋年度は760例の非血縁者間骨髄移植が実施され,

 本年8月1目には,累計で5,000例に到達するなど着実な成果を挙げております。

 茨城県では,これまで約3,000名がドナーとして登録され,現在50名の患者さんが

 骨髄移植を希望し,ドナーが現れるのを待っています。また3病院が認定病院として

 骨髄バンクより認定され,これまで90件の移植が行われてきました。(2003年6月末現在)

 しかしながらこうした実績を重ねる一方で,骨髄バンクを介して骨髄移植を受けるときに

 負担となる患者確認検査料,コーディネート開始料,骨髄移植にとって不可欠なドナー侯補者の

 ドナー確認検査料・検査手数料や最終同意等調整料,ドナーに対する骨髄採取後の

 骨髄提供調整料は約60万円の患者負担金として発生し(海外からの骨髄提供を得た場合は,

 骨髄採取料などが全額自己負担となるため300~500万円が必要),患者とその家族は

 過重な経済的負担を負わされております。

 そこで,このような患者の経済的負担を解消し,患者並びにご家族が闘病に専念できる環境を

 整えるために,来春に行われる診療報酬改定の見直し時期を迎え,私たちは国に対して

 下記事項の実現を要望していますが,貴議会におかれましては,この趣旨にご賛同いただき,

 国に意見書を提出していただきますよう請願いたします。
 
 
 【請願項目】
 
 
  国に対し,以下の事項についての意見書を提出してください。
 
 
  骨髄バンクを介して骨髄移植を受けるときに,患者が負担している患者確定検査料,

  コーディネート開始料,ドナー確認検査料,ドナー確認検査手数料,最終同意等調整料

  及び骨髄提供調整料に医療保険を適用してください。
 
 

 

請願者 骨髄バンクを支援するいばらきの会

会長  牛島英二
 
県西支部  萩原千春

H15.11.19


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