2003.6.12 〜 2003.6.24 結城市議会 第2回 定例会


請願第1号 有事法制を廃案にする請願
 
  

請願の趣旨


  私たちは自治体に働く労働者として、政府が国会に提出し成立させようとしている有事法制に

 強く反対します。有事法制は戦争のために、自衛隊や米軍の軍事行動を何よりも優先し、

 特権を与えるとともに、国民を強制的に動員する、かつてない悪法です。憲法第9条を蹂躙する

 ばかりでなく、基本的人権や主権在民、議会制民主主義、地方自治など、憲法の民主的原則を

 真っ向から否定し、日本を戦争しない国から「戦争をする国」につくりかえてしまう法案です。

  地方自治体、電力・ガス会社など指定公共機関、医療、運輸・交通、土木・建築など民間業者や

 従事者をはじめ、多くの国民が強制的に協力させられます。物資保管命令を拒否すれば罰則まで

 科せられる中身となっています。

  政府自身、いま日本に大規模な侵略を企てるような外国勢力はいないことを認めています。

 それにもかかわらず、すすめようとする有事法制は「日本を守る」ものでなく、アメリカの戦争に

 参戦協力するためのもので、絶対許されません。

  いま、日本が行うべきは、戦争を準備するのではなく、憲法9条を生かした平和外交を

 すすめることです。

  以上の立場から貴議会におかれましても、政府関係機関に意見書を提出されますよう、

 地方自治法第124条の規定により請願します。


  請願項目

  1.有事法制の立法化を行わないこと。

  2.憲法9条を守ること

 


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