2007.09.14 教育・福祉委員会 現地視察(しもふさの郷 見学)


去る、平成19年9月14日の結城市議会 教育・福祉委員会の市内現地視察で、
 
結城市武井の「しもふさの郷」「しらゆり」を見学してきました。
 
写真を添えてレポートしますので、ぜひご覧ください。
 
(写真をクリックすると拡大表示されます)


 見学レポート

 
(1)「しもふさの郷」施設概要
 
 
 ?提供サービスと定員
 
 
  ・介護付特定施設型有料老人ホーム(定員80名)
 
  ・短期入所生活介護(定員20名)
 
  ・通所介護(定員30名)
 
  ・訪問介護
 
  ・居宅介護支援事業
 
 
 ?雰囲気(写真も参照ください)
 
 
  ・星型状に5方向に廊下が伸び、各個室が設置されている。
 
  ・星型状の中央に管理事務所、ホールを設置することにより、どの廊下も
   見渡せることから、入居者の行動に目を向けることができる造りと
   なっている。
 
  ・各部屋はすべて個室で、夫婦での入居の場合は、隣り合う2部屋の壁を
   取り払い、1つの部屋として使用できるようにも対応している。
 
  ・2階中央部には大きなホールがあり、食事やイベント、レクレーションは
   ほぼ、この場所で行われる。
 
  ・また、同ホールの端にはリハビリ用機器が設置されている。

  ・壁やパーテーションが無いことから、入居者すべてが同じ空間で、
   同じ雰囲気の中で、自由に過ごすことができる造りとなっている。
 
  ・また、パーテーションや壁が一切ないことから、ホールすべてを
   見渡すことができ、入居者の動向に目を向けることができる。
 
  ・ホールの壁に、イベントやレクレーションのときに撮影した写真や、
   施設内新聞が掲示されており、活動も活発な様子であった。
 
 
 
(2)「しらゆり」施設概要
 
 
 ?提供サービスと定員
 
  ・通所を中心としたサービス(定員25名)
 
  ・必要時にはスタッフが訪問をしたり、宿泊も可能(宿泊定員 5名)
 
 
 ?雰囲気(写真も参照ください)
 
 
  ・コンパクトな施設の中に、多機能が盛り込まれている。
 
  ・通所、訪問、宿泊の全てを同じスタッフが対応してくれることにより、
   利用者にとっても安心感があり、きめ細かいサービスを受けられる。
 
  ・スタッフにとっても意思疎通、利用者の状況把握が容易となり、
   サービスの円滑が実現しやすい。
 
  ・このスタイルの施設は先進的であり、国内でも50ヶ所ほどしか存在して
   いないとのこと。
 
  ・施設の半分を通所サービス用のスペース、もう半分を宿泊サービスの
   スペースとし5部屋の個室を設置
 
 
 
   ●詳しくは、しもふさの郷 ホームページをご覧下さい
 
 
 
 
(3)立川コメント
 
 
  「介護」という考え方、「介護保険」という制度が出来て久しいが、いろいろな
 施設を見学し、その分野の奥の深さ、難しさというものを日々感じている。
 
  今回見学をさせて頂いた「しもふさの郷」では、施設設計において、施設を
 一望できる考え方の下での設計や、2階ホールでも、全ての利用者が同じ雰囲気の
 中で過ごせるような配慮がなされていた。
 
  一方、個人個人の時間や生活スタイルにも配慮できるよう、全てが個室として
 完備され、夫婦での入居には、隣接する2部屋の壁を取り払って1部屋とする
 などの対応も、時代のニーズにあった施設なのだろう。
 
  今回、入浴施設もぜひ見学をしたかったが、利用者がいたのでできなかったが、
 車いすに座ったままの設備があるなど、最新の設備が備えられているとのことで
 あった。
 
 
  また、小規模多機能居宅介護施設「しらゆり」では、通所・訪問・宿泊の全てを
 同じ施設で対応でき、また、同じスタッフでの対応とのことで、利用者本人や家族に
 とっても、安心してサービスを委ねやすい施設となっている。
 
  介護の仕組みも、サービス体系も複雑であり、サービスごとに施設や事業体が
 異なると、利用者にとっても利用が難しいものになってしまう。1つの事業体が、
 複雑に絡み合うサービスを紐解いて管理し、利用者に説明をして提供するといった、
 このような施設が数多くできることで、利用者が利用しやすい体系をつくって
 ほしいと思う。
 
  説明では、こういった1か所で多くの体系を利用できるスタイルの施設は
 全国でも数少なく、先進的な事例との説明があったが、利用者の利便性を考えると、
 むしろこのスタイルが最適であり、多くの施設が、このスタイルのサービスを
 備えることを望むところである。
 
 
 
  しかしながら、素晴らしいサービスを受けるには、当然、費用というものも
 発生する。
 
  利用料金をみると、やはりそれなりのものが必要なんだなあ、という認識を
 したのだが、当施設に限らず、必ずしも全ての方に手の届く範囲とは言い難いのも
 現実である。
 
  一方、昨今のコムスンの件の事件でもあったように、きめ細かいサービスには、
 それなりの人数の人員が必要であるし、それにともなうコストも当然発生する。

  事業者にとっても、気軽に利用できるような範囲に利用料を設定したいと
 いうのが事実だと思っている。
 
 
  「介護」という分野そのものや、介護保険が今後どのような方向へ向かって
 いくのか、また、どんな方向へ導けばいいのか、考えれば考えるほど難しい
 分野である。
 
  とにかく、私自身も、現場をよく知らなければ審議もできないし、適切な
 提言もできない。今回、見学の機会を頂いたことに御礼申し上げます。
 
 
 

 終身・介護付特定施設型老人ホーム「しもふさの郷」

 小規模多機能居宅介護施設「しらゆり」

 
戻る