2003.1.21 結城ケアセンター そよ風 見学

去る、平成15年1月21日、しらゆりの会の皆さんと一緒に、結城ケアセンターそよ風を

見学してきました。

「グループホーム」という場所を見るのは今回が初めてです。

介護やボランティアなどの福祉に対して全く素人な私ですが、様子などを

レポートさせていただきます。

写真をクリックすると拡大表示されますので、あわせてご覧ください。



 
1.さて、施設に到着・・・


 施設に到着すると、職員の皆さんが出迎えてくださり、1Fのデイサービス用のフロアにて

 施設の概要について説明を頂きました。説明してくださったのは、センター長の倉持さん。

 結城ケアセンターそよ風は、平成14年11月にオープンしたばかりの施設。

 グループホームとデイサービスを主体として事業を行われています。

 おのおのの内容は、


 
 グループホーム

   介助を必要とする痴呆症状のある方が、規則などに縛られることなく

   自分のリズムを保ちながら少人数で共に暮らしていきます。

   また、ケアをよく知っている職員が、生活を共にしながら入居者を見守り、

   支えていきます。

  
デイサービス(9時から16時の間、利用が可能です)

  ・入浴サービス 温泉効率のある広い浴場でゆっくりとご入浴
  ・給食サービス 季節感あふれる美味しい二品のメニューから選べます
  ・健康チェック 看護士による血圧や脈拍などのチェック
  ・日常生活動作訓練 体操、レクレーションを通して自立支援生活の向上を目指す
  ・送迎サービス 車椅子でも乗り降りできる専用バスでの送迎

 となっております。(いただいた資料より一部抜粋)

 施設に入った第一印象は、光がなんとなくやわらかい事。それから、木目調が多く、

 室内全体に温かみがあったことでしょうか。この2つがあいまって、ほっとできる、

 そんな印象を受けました。

 それでは、見せていただいた施設をレポートしていきましょう。




建物の外観

1Fのデイサービス用フロアにて
施設の概要の説明をいただく

センター長の倉持さん
 
 
 
 
 
 
2.設備の整ったお風呂


 さて、最初はデイサービス対象者の方が使用するお風呂の見学です。

 ここでは、ミネラル泉を用いています。みなさんからも、
「あったまるし湯冷めしにくい」と、

 好評をいただいているそうです。また、周辺に手すりが配置されたり、

 緩やかな階段状になっているなど、お年寄りに配慮された設計になっておりました。


 また、車椅子に乗られている方など、普通に入浴することが困難な方でも

 安心して入浴できる施設もありました。

 まず、右の写真に写っている入浴専用の車椅子に座ります。

 その下の専用のお風呂の手前側が開き、入浴専用車椅子に座ったまま、

 からの浴槽に入ります。浴槽に入ったら、お湯を徐々に充填し、入浴完了!

 さすが専門の施設だけあって、素晴らしい機械がそろっていますね。

 入浴の補助器具というと、リフトのような機械を使用して、吊り上げる形での入浴を

 イメージしていましたので、浴槽の横が開くという手法は全く思いつきませんでした。

 技術は日々進歩していますね。それにこれから高齢化社会を迎える日本にとっては、

 こういった福祉関係の技術革新がどんどん望まれますね。

 
 
 

ゆっくりとた傾斜の階段つきのお風呂

車椅子の方も、入浴専用の
車椅子に乗って・・・ →
 
 
 
 

専用のお風呂に入ります。
 
 
3.2Fのグループホームのフロアへ・・・


 つづいて、2Fのグループホームのフロアへ向かいました。

 まず階段。これもよく出来ていました。
普通の階段に比べて傾斜がゆるく

 足腰への負担はだいぶ軽減されます。また、
床や壁にもやわらかい材質が使われて

 いました。これであれば、壁にぶつかっても衝撃はかなり軽減されると思います。


 「そよ風」では1ユニット9名で生活をし、2ユニット分の施設が設置されています。

 現在は6名の方が入居されています。最初に見学させていただいたのは、

 2ユニットのうち、まだ使用していないほうのユニットでした。

 1ユニットは、
広いロビー、個室×9、お風呂(共同)、トイレ(共同)、台所(共同)といった

 施設で構成されています。隣の写真にもあるように、
一人一人の個室が用意され

 みなさん自分の部屋として使用されています。

 職員さんのお話によると、個室があることによって、体調不良や、

 その日の気分にあわせた生活が出来るとの事です。その日の気分によって

 一人でいたいときもある、そんなときには個室があったほうが生活がしやすいとの事です。

 
共同生活でありながら、各個人のプライバシーにも配慮がなされておりました。

 共同生活=合宿 というイメージでいただけに、この配慮にも驚きました。

 
 写真にはありませんが、トイレなども、引き戸のトイレが1つ、ドアのトイレが1つという

 2種類が用意されていました。これは、
入所者の程度に合わせて、引き戸なら開けられる、

 ドアなら開けられる
、といった配慮に基づいての設置だそうです。


 スタッフの皆さんも、
何でも一緒に!というスタンスで、見守るような形で

 接しているそうです。食事なども入所者の方とスタッフが一緒に作っているそうです。

 逆に、スタッフが何でも面倒見るのではなく、入所者の方が主体となって生活し、

 役割分担を与えていくことによって、問題行動を起こさないという一面もあるそうです。
 
 

2階のグループホームの
フロアへの階段

 
 

まだ使われていないユニットを見学

モデルルーム
一人一人、専用の個室があります。
 
 
4.入所者の方のおられるユニットへご訪問


 つづいて、実際に皆さんが生活されているユニットも見学させていただきました。

 未使用のユニットと違って、皆さんが生活されているユニットには、テレビがあり、

 掲示物がありました。見学に行ったのが夕方という時間帯でもあり、

 入所者の皆さんと職員の方が、ロビー中央のテレビで大相撲の中継を

 ご覧になっていました。また、掲示物からも、ホーム内でいろいろな行事が

 行われていることが伺えました。

 
 台所も見学させていただきました。普通の家庭に見られるようなガスコンロは無く、

 
電磁式コンロが設置されていました。電磁式コンロであれば、火の元の心配も無く、

 掃除もしやすいとの事で設置されたそうです。この辺も行き届いた配慮ですね。


 また、協力病院との連携も充実しており、
週1回、協力病院の先生が

 往診に来てくださる
そうです。また、各自の掛かり付けのお医者さんがある場合は

 そのお医者さんへ行くことも自由だそうです。(ご家族がお連れする形で)




入居者のいるユニットをご訪問

グループホームの台所
安全に配慮して電磁調理器具を使用
 
 
 
5.見学を終えての一考察


 今回、グループホームという施設を見学させていただいて、共同生活をしつつ、

 各個人に個室を用意するという配慮、また、トイレのドアにも2種類を用意するなど、

 細かい部分までいろいろ考えて設計されていることがよくわかりました。

 これだけ便利な施設を使うのには、当然費用もかかりますよね。職員さんのお話では、

 入所時に入居金15万円と、月々の費用として概算で13万円ほどのお金がかかります。

 設備の充実度や、職員さんの対応・比率(職員1名に対し入居者3名)を考えると

 妥当な金額なのかもしれません。

 ただ、私が考えるに、
国民年金支給額だけでの入居は厳しいのではと思っています。

 現段階でも、支給開始時期が段階的に遅れ、今後、支給額が減少する可能性も

 十分に考えられます。もらえないなら払わない、という悪循環も起きているようです。

 かといって、
料金を抑えることを目的としたコスト削減を求めると、そのしわよせが

 現場の職員さんの負担増大という形になるのは明白だと思います。職員1名あたりが

 お世話をする入居者の数が増え、職員さんの負荷が増大していき、入居者全てに

 目が行き届かないという状況から思わぬ事故を引き起こす要因にもなるでしょう。


 私としても福祉に対する知識がまだまだ貧弱です。上記のようなことを、解決策まで

 含めて語れるように勉強し、
こういったサービスが一部の裕福な方だけの者ではなく、

 みんなに受けられるサービスにしていきたい
としみじみ思いました。



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